架空の乳酸菌のCMを作りました。
生きて…生きて絶対に出てきてね!
絶望の淵でこそ、真価を発揮する
工場で鍛え上げられた精鋭たちが、勇み顔であなたのINSIDEをサバイブする。
一匹当たり1円にも満たない金額で買われているという現実をものともせず…。
彼らは生まれてこの方「生き残る」ことだけを教わってきた守りのスペシャリストである。
胃液や胆汁酸の猛攻を耐え進む先に、場合によっては激辛料理と乗り合わせることもある。
だが、はえぬきの乳酸菌たちはあらゆる脅威をそのスピードで翻弄し回避に次ぐ回避、協力して凌ぐ術を叩き込まれている。
攻撃力こそないが、必ず行きて出口にたどり着く戦士たちなのだ。
自由を奪われた戦士たちに光あれ
人が備える免疫とは防御機能ではない。
侵入者を排除する攻撃機能だ。
人体、それは外部からの侵入者からすれば地獄そのものだ。
その人生を、生まれながらに決められてしまった彼らは、人体を通過するというただ一点に特化している。
攻撃ではなく守りに特化したことで、無抵抗な彼らも、人体は容赦なく攻撃する…。自身でコントロールすらできないのだ。
人間とはいかに愚かな、不完全な生き物か。
激強乳酸菌たちが辿り着く出口。
それは果たして、言葉通り出口と捉えてよいのか、はたまた…。
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