架空の理髪店のCMを作りました。
はーいここ無くなっちゃいました
地元で長年親しまれた駅前のマンションが、とある資産家の手に渡り、取り壊しが決定。
その資産家こそ、カリスマ理容師の彼だ。
ハサミを極めた男は、齢87にして、究極の髪切り道具と出会う。
バリカンである。
一定のリズムで繰り出される斬撃が、男の機械にも勝る刃先のコントロールと、馴染む。
鍛えられた太い指と、その本体のカーブが、馴染む。
男は夢中になった。
軽い力で滑らせた頭を、いとも簡単に更地にしていく。
さらにその刈られた髪が、一様に同じ長さに揃えられる。
その正確さと、近年ハマっている自宅の掃除とがリンクした。
男は気づく。
「整えること」とは、「無くすこと」だったのだ。
…つづく。
バックストーリーを動画化しました
↓動画化しました。



この記事へのコメントはありません。