開業にあたり、その届出があまりにも簡単過ぎて肩透かしを食らいました。必要書類が「開業freee」で簡単に準備できる世の中なので、これから開業したいという方は安心して開業届を準備してください。
個人事業主用の「開業freee」と会社設立用の「会社設立freee」があり、私が個人ですので「開業freee」の観点で記事化します。
開業届の準備方法
必要書類を入手するには、正攻法と、文明の利器を使ったおすすめの方法があります。
通常の開業届の入手方法
開業届は通常、下記2種類の入手方法があります。
- 税務署で直接受け取る
- 国税庁サイトでpdfをダウンロードする:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続
pdfでダウンロードして自宅やコンビニでプリントアウトすれば、税務署が遠い場合など、行くより簡単です。
e-Taxの利用条件(下記)をクリアしていれば、電子申告も可能です。
- マイナンバーカード
- カードリーダー
- 電子証明書の付与
- 電子署名の付与
- e-Taxソフトのインストール
ただ私はマイナンバーカードから持っていなかった+不備があればその場で修正したかったため、税務署の窓口に直接提出しました。
より簡単な開業届の入手方法
手書きに拘らなければ、開業freeeでのpdf出力がオススメです。ミス、漏れが圧倒的に防げます。
実際に私が開業届を入手→準備した方法は、「開業freee」です。
ステップに沿って入力すると提出用書類と控え、また一緒に提出できる書類(青色申告をするために提出が必要な申告書など)まで簡単に出力できました。
開業freeeはとにかく簡単
開業届は「開業freee」で準備するのがとにかく簡単です。
用紙のどこに何を記入するのかわからずとも、質問に答えていくだけです。
開業届提出時に出せるその他の申請書
開業届の書き方を調べると、青色申告をするためには青色申告承認申請書の提出も必要と分かりました。
その他開業届の提出時に一緒に出せる申請書もあるのですが、独身で従業員を雇う予定のない個人事業主になる私は青色申告承認申請書のみ該当します。
- 所得税の青色申告承認申請書
- 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
- 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
- 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
この辺りを調べていた時点で、この開業届とその他の申請書は開業freeeというサービスで簡単に出せることが分かりましたので、手書きが苦手な私はすぐに利用することを決めました。
開業freeeで質問に沿って必要書類を作る
step1「準備」
どのような仕事をする予定ですか? していますか?
その仕事はいつから始めますか? もう始めていますか?
収入はいくらくらいになりそうですか? 目指していますか?
どこで仕事をしますか? していますか?
従業員や家族に給与を支払う予定はありますか?
開業freee:step1「準備」
step2「作成」
屋号があれば入力しましょう
→なければ「入力しない」を選択、屋号はいつでも変更できます。
申請者の情報を入れましょう
→氏名、住所、電話番号、生年月日から選択
収入(所得)の種類を選びましょう
→事業所得、不動産所得、山林所得から選択
確定申告の種類を選びましょう
→青色申告 65万円控除、青色申告 10万円控除、白色申告から選択
開業freee:step2「作成」
step3「提出」
書類の提出先を選択しましょう
→住所から提出する税務署を検索できます。
書類を確認しましょう
→青色申告や従業員を雇うなどの質問から必要書類が漏れなく確認できます。
書類の提出方法を選択しましょう
→税務署に持っていく、郵送する、電子申告するから選択すると、その後の準備方法が表示されます。
開業freee:step3「提出」
開業freeeで必要項目を入力し、pdfをコンビニでプリントアウトしたら、それがそのまま開業届と控えです。確定申告用の青色申告承認申請書も、選択するだけで一緒に出力されました。
そしてここから提出までの流れも、入力した内容に合わせて「ハンコ」「マイナンバー」の必要な箇所もきちんと案内してくれます。
実際の出力されたpdfの1枚目が下記です。
案内に従い書類に印鑑を押して税務署に提出するだけです。控えを返送してもらうための返信用封筒を一緒に郵送すれば税務署へ行く必要すらありません。左下に封筒に貼り付けるだけの宛先カードも付いてきます。
ただ不備があればその場で直してしまいたいと思い、訂正印を持って税務署へ行ったのですが、驚く程の呆気なさでした。
提出時の税務署滞在時間は3分程
税務署でどれくらい呆気なかったかというと、窓口に開業届一式を提出し、マイナンバーカードが分かる書類を持っていなかったため、「マイナンバーを消して下さい」と二重線で消し訂正印を押すと、印鑑をポポンと押されたので、審査が終わったら呼ばれるものと1分程目の前の椅子に座って待っていたところ、「まだ何か書類ございますか?」と言われ初めて「開業届提出が完了したのだ」と理解した程です。
恥ずかしさから「…?いえ、開業届の提出だげ…あっあっ終わっほいづで終わりですよねハハッ」と言いながら笑顔でその場を後にしました。
他に人もいなかったこと、姉はいますが長男だったことで耐えられたと思います(次男だったら耐えられなかった)。
待ち時間ゼロで、窓口が2階だったことを考慮しても滞在時間は3分ほどでした。
必要事項をステップに沿って入力するだけで開業に必要な書類が作れてしまう「開業freee」は大変オススメです。
これから開業しようという方は、長男、次男に関わらず是非このエピソードを役立てて開業届を提出してみて下さい。
追って、確定申告についても調べたことや実体験を記事にしていきます。
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