スクリプト

オーディオのフェードイン・アウトを自動化するスクリプト「[auto]volfIn_fOut.jsx」

[概要]

オーディオレイヤーの音量のフェードイン・フェードアウトをエクスプレッションを仕込んで自動化するスクリプト。「[auto]fIn_fOut.jsx」の音量版。

レイヤーのインポイントからのフェードインと、アウトポイントまでのフェードアウトがキーフレームなしで動作しますので、レイヤーの長さ変更強いというメリットがあります。

スライダーエフェクトのfIn、fOutに秒数を指定しています。(※フレーム数ではないことに注意)

仕様としてフェードイン中でもフェードアウトが優先して始まります。

[使い方]

  1. 適用したいオーディオレイヤーを選択し、スクリプトを実行します。
  2. 開いたプロンプトに音量フェードイン時間を秒数で入力します。
  3. 次のプロンプトに音量フェードアウト時間を秒数で入力します。

[オプション]

  • オーディオレベルが”0″<->”セットしている値”でフェードします。
  • オーディオレベル50なら0->50にフェードイン、50->0にフェードアウトです。
  • キーフレームを打っても合わせて動作します。

[解説]

var sel=app.project.activeItem.selectedLayers;

function f_auto_VolfIn_fOut(){
    for(i=0;i<sel.length;i++){
        if(sel[i].property("ADBE Effect Parade")("VolfIn")==null){
            var fInTime = prompt("音量fInの時間を入力", 1);
            var fOutTime = prompt("音量fOutの時間を入力", 1);
            var fx=[];

            fx[0]=sel[i].property("ADBE Effect Parade").addProperty("ADBE Slider Control");
            fx[0].enabled=false;
            fx[0].name="VolfIn";
            fx[0](1).setValue(fInTime);
            fx[1]=sel[i].property("ADBE Effect Parade").addProperty("ADBE Slider Control");
            fx[1].enabled=false;
            fx[1].name="VolfOut";
            fx[1](1).setValue(fOutTime);

            sel[i].audio.audioLevels.expression=
                'VolfIn = effect("VolfIn")(1);\r'+
                'VolfOut = effect("VolfOut")(1);\r'+
                '(time >= outPoint-VolfOut )?ease(time,outPoint-VolfOut ,outPoint,value,[-48,-48]):((VolfIn==0)?audio:ease(time,inPoint,inPoint+VolfIn,[-48,-48],value));';
        }else{
            alert("VolfInというエフェクトがすでにあります");
            break;
        }
    }//for
}

app.beginUndoGroup("[auto]volfIn_fOut");
    f_auto_VolfIn_fOut();
app.endUndoGroup();

選択レイヤーへエクスプレッション制御>スライダーを適用し、名前を「VolfIn」「VolfOut」へ変更。

プロンプトで入力した数字をそれぞれ設定します。

オーディオレベルに追加されるエクスプレッションは下記の通りです。

VolfIn = effect("VolfIn")(1);
VolfOut = effect("VolfOut")(1);
(time >= outPoint-VolfOut )?ease(time,outPoint-VolfOut ,outPoint,value,[-48,-48]):((VolfIn==0)?audio:ease(time,inPoint,inPoint+VolfIn,[-48,-48],value));

シーンのカット・追加・延長によってBGMの尺をキーフレームで直す必要がなくなります。

ダウンロード

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